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要注意!インプラントの失敗談

近年では、マスコミや雑誌などのメディアにも広く取り上げらているインプラントですが、正しい治療を行うには、それなりの情報を仕入れておかなければなりません。特に、過去に起こった失敗事例やトラブルなどは、今後の治療を成功させるのに大変役に立ちます。

インプラント治療に起こりやすいトラブルや失敗例

近年のようにインプラント治療が広く広まったのはつい最近のことだといわれています。今日では歯科医師たちの技術力や機器の性能がめまぐるしく向上し、インプラント治療は高い成功率を上げるようになってきました。しかし、インプラントだけでなく、医療においては絶対という言葉はありません。ごく少数ではありますが、トラブルや失敗事例は近年でも出てきています。しかし、そんな失敗事例やトラブルから学んでいくこともたくさんあることも、また事実です。

インプラント治療で起こりやすいトラブルと失敗事例

そこで、こちらではこれまでに起こったトラブルおよび失敗事例を紹介していきましょう。治療の際の参考にしていただければ幸いです。

◆インプラントが外れてしまう
基本的にインプラントは一度埋め込んでしまうとそう簡単に外れるものではありません。ですがインプラントが骨に固定されずに抜け落ちてしまう例があります。

固定されない主な理由は、あごの骨の状態によるもの、そして手術の際の衛生状態の不備です。インプラントの創成期では患者が少なく、医師のほうでもインプラント手術の経験を積む機会がありませんでした。しかし近年では、インプラント治療が広く普及してきたおかげで技術も進み、何より歯科医師の熟練度も向上していますので、こういったインプラントが骨に固定されないといった事例は非常に少なくなっています。

【実際の失敗事例】
上あごの前歯を抜いてインプラントを入れたAさんは、被せものが揺れて上手に噛むことができないと、あるクリニックに相談しました。そのクリニックで調べてみると、抜歯してから骨が出来るのを待たずに埋め込んでいるため骨の量が足りておらず、また無理な方向に埋め込んでいたためまったく癒着せずに、簡単に抜け落ちてしまう状態になっていたのです。その後歯茎の回復を待って、通常のブリッジを作る治療を行うことになりました。

◆術後に歯茎が腫れてしまう
まれにインプラント手術の後に歯茎が腫れてしまうことがあります。歯茎の表層部にあるインプラントが固定した骨を吸収することで起きる炎症が原因といわれており、不適切なかみ合わせで大きな負荷が歯茎や骨にかかってしまった場合にもこのような状態になります。

【実際の失敗事例】
1年前に2本のインプラント治療を受けたBさんは、手術を受けた周りが腫れてしまって痛いと、ほかのクリニックに来院しました。その医師が調べてみると、インプラントを埋め込んだ位置の骨が少なかったのと、2本のインプラントの位置が非常に近いため周りの骨が溶けてしまい、骨の周りに血液が十分に供給されなかったため、腫れと痛みが生じていることがわかりました。結局、2つのインプラントを取り除き、歯茎の回復を待ってから通常のブリッジを作ることになりました。

◆骨を突き出たインプラントが神経に接触してしまう
上あごに取りつけたインプラントが「上あご洞」とよばれる部分を突き抜いてしまったり、歯の神経に接触して麻痺などのトラブルが報告されています。こういったトラブルは医師の技術に問題があったり、事前のCT検査を怠って骨の位置を把握しないまま手術に及んでしまった場合によく起こります。